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キューバを知る会・大阪

キューバの魅力を紹介します


92回 キューバを知る会・大阪   

 

日時:
2019413 () 18:0020:00

内容:
キューバ大使館二等書記官のお話
「ヘルムズバートン法について」
「憲法改正について」

場所:
タマダビル 6階(605号室)

大阪市天王寺区生玉前町3-25

地下鉄谷町線谷町九丁目、近鉄上本町 5番出口南へ徒歩3分

 3番出口からは、5番出口の方に横断歩道を渡り南へ徒歩3分

[キューバを知る会・大阪 声明]


米トランプ政権は、ヘルムズ・バートン法第三章の適用をやめよ


キューバへの主権侵害行為に反対する

 

 米トランプ政権は、116日、キューバへ厳しい経済制裁を内容とするヘルムズ・バートン法第三章の45日間の猶予ののちの実施を示唆し、34日、同章に基づくキューバ企業への制裁を319日より実行することを決定しました。さらに米政府は、キューバ企業のみならず、キューバで商業経済活動に従事する諸団体や外国の団体に対する制裁も、30日間の猶予ののちに実行することをちらつかせています。

 
 米政府がこの時期に同法第三章の適用を決定した意図は明らかです。キューバは、憲法改正(
2/24国民投票)によって社会主義を強固なものとし外国資本の導入やより高い民主主義の実現へと前進しようとしています。ベネズエラへの米国による反革命クーデター策動に反対し現マドゥーロ政権への熱烈な支持を表明しています。米政府は、これらキューバ政府の内政外交政策に干渉し主権を侵害し、制裁を思いとどまってもらいたければ政策転換せよと恫喝を加えているのです。キューバ政府が断固として拒否したのは当然のことです。

 
 ヘルムズ・バートン法は、
1996年に発効したまれに見る悪法です。国連総会では毎年キューバ制裁の解除を求める決議が圧倒的多数で可決されています。同法は米企業だけでなく、第三国の企業がキューバと取引をするだけで金融経済制裁を加えることでキューバとの貿易や投資から一切手を引かせることを目的としてきました。革命政権が転覆しない限り制裁は解除しないと明記されています。

 
 とりわけその第三章は、
1960年代に国有化された米国人の資産について米国内の裁判所に提訴する権限を認めるもので、キューバの土地を米国の領土と主張する植民地支配そのものの発想です。しかもその権限を国有化実施時に米国民ではなかった所有者にまで拡大しているのです。こんなことをすれば、自称「所有者」によって、キューバの企業にとどまらず公共施設や学校や病院はじめあらゆる施設を対象におびただしい訴訟が起こされてしまいます。市民生活、経済活動、外国からの投資などに甚大な被害が及ぶのは明らかです。影響の重大さから、歴代の米大統領は、この適用の凍結を6ヶ月ごとに繰り返すことで実施を回避してきたのです。

 
 国有化を巡っては、キューバは米国以外の国々、スペイン、カナダ、フランスなどと包括補償合意に達し、約束を履行しています。一方的に国交を断絶し補償協定を決裂させたのは米国の方です。

 
 米政府は、ヘルムズ・バートン法第三章の凍結解除=実施を絶対にやめるべきです。米政府は、キューバ政府によるベネズエラへの連帯・支持や社会主義路線へ内政干渉すべきではありません。経済制裁をテコとしたキューバへの主権侵害行為をやめるべきです。一切の経済制裁を中止すべきです。

 
 私たちは、キューバ政府、国民を支持し、日本での連帯活動をさらに強化していきます。

                            2019年3月9日

        第91回キューバを知る会・大阪 参加者一同

裏

gesutexibaru oosaka

キューバ外務省声明


キューバ外務省は、キューバに対する米国の攻撃的行動の新たなエスカレートを断固として拒絶する


米国務省は本日、
201711月に米国政府により作成され、その一年後に改定された「キューバ制裁団体リスト」に含まれているキューバ企業に対してのみ、来る319日以降ヘルムズ・バートン法第3章に基づき米国の法廷における訴訟提起を認める決定を発表した。

封鎖強化とその域外適用の拡大を目的としたこの恣意的で違法なリストは、米国市民がそこに掲載されている団体と直接の金融取引を行うことを禁じるものである。


米国務省はまた、キューバで商業・経済活動に従事するその他のキューバまたは外国の団体に対する同内容の訴訟提起許可の適用をわずか
30日間凍結すると発表した。


ヘルムズ・バートン法は
1996年の発効以来、第三国の政府ならびに企業に対する米国の苛烈で違法な圧力を通して経済封鎖の普遍化を試みてきた。キューバ経済の息の根を止め、国民を窮乏させることで、キューバに米国の利益に沿う政府を設置することを目的としている。


その主張するところは違法かつ国際法に反しており、ヘルムズ・バートン法と封鎖は、主要な地域機関・国際機関において約
30年間にわたり遍く拒絶されている。最も最近の例は、国連総会である。昨年111日、米国提案は10回連続で否決され、米国政府は完全に孤立した。


ヘルムズ・バートン法第
2章の規定によれば、革命政府の転覆、その後の米国の監督による統治、そしてワシントンに従属する反革命政府の設立の明白な任務は、土地の旧所有者もしくはその子孫により権利請求される全ての土地について、土地の国有化もしくは放棄の時点で所有者が米国市民だったかどうかにかかわらず、その旧所有者に対する返還もしくは支払いをすることである。その期間の間も、経済封鎖は完全に効力を維持することとなっている。


すなわち、キューバ人にとっては、自らの住居、居住地域の土地、作物を栽培し収穫する農地、子供たちが教育を受ける学校、医療サービスを享受する診療所や総合病院、職場、自営業を営む場所、ならびに電気や水道や通信などの公共サービスに対する訴訟に対して、返還、賠償、支払い等の義務が生じることとなるであろう。


それは、キューバを植民地とみなしている人々の頭の中にしか生じない主張である。ヘルムズ・バートン法によれば、経済封鎖はその野心が達成されて初めて解除されうるものである。


同法は二つの根本的な嘘に根差している。革命直後に実施された国有化が違法もしくは不当なものであり、かつキューバが米国の安全保障上の脅威であるという見解である。


キューバの国有化は法令の保護下で、憲法と国際法を完全に遵守する形で実施された。すべての国有化において公平で適切な補償プロセスが含まれていたが、米国政府は検討を拒否した。キューバは米国以外の国々、スペインやスイス、カナダ、英国、ドイツ、フランスと包括補償合意に達し、忠実に履行した。これらの国々は今日、キューバ国内に投資している。

ラテンアメリカ・カリブ海の平和と安全に対する真の脅威は、米国政府の無責任な発言と行動であり、同地域でのモンロー主義の強要という公然たる熱意に支えられた不安定化計画である。


「キューバの尊厳と主権の再確認に関する法」(
19961224日)の定めるところでは、ヘルムズ・バートン法は違法かつ適用不可能、いかなる法的価値も法的効力もない。同法に準拠するいかなる損害賠償請求も、提起者が個人であれ法人であれ、これを無効とみなす。


同法の規定によると、国有化された資産を巡る損害賠償請求は、キューバ政府と米国政府間の相互尊重と平等の精神に基づく協議プロセスにおいて、その構成要素となり得るものである。

「当該請求については、米国政府が責めを負うべき経済封鎖とあらゆる種類の攻撃によってキューバ国及び国民が被った損害の賠償請求と並行して精査されるものである」。同時に「ヘルムズ・バートン法のメカニズム及び手続を他者の不利になるように利用する者は、将来実現しうる協議から排除される」と明記している。


キューバ政府は、経済パートナー及びキューバで事業展開する外国企業に対して、外国投資と合弁事業に関するすべての保証を重ねて言明する。
2019424日の国民投票でキューバ新憲法は圧倒的多数により承認されたが、その第28条もまた一連の保証を認めている。これらは「外国投資法法律第118号」(2014329日)にも明記されている。


本日の決定は、我々の経済発展及び前進の目標にとって追加的な障害となる。

しかし米国は、キューバ人の主権的意思と社会主義建設の決意を力ずくで屈服させるとい

う中心目標において、今後も失敗を重ねるであろう。

キューバと米国間の関係改善と理性的で敬意ある共存を支持する、両国民の多数派の感

情が優勢となるであろう。


2018
34日 ハバナ