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キューバを知る会・大阪

キューバの魅力を紹介します

 キューバ共和国人民権力全国議会(国会)国際委員会声明(仮訳)
ここ数日、複数の米国政府高官が 6 月 8 日~10 日開催予定の米州首脳会議からキュ ーバを除外する意向を重ねて表明した。
この姿勢は反キューバ極右層及びその主要な代弁者らの要求と圧力とに完全に合致している。
「われらがアメリカ」のどの国であっても、同会議から除外されることを正当化する理由は全くない。
人民権力全国議会(国会)国際委員会は、この度の米国によるキューバへの攻撃的な行為を前にして、ブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外務大臣が去る 4 月 25 日に 発表した声明と糾弾について、これに全面的な支持を表明するものである。
この攻 撃的な行為には、ラテンアメリカ・カリブ海地域の多くの国々の政府に対して米国 政府が極度の圧力や脅しをかけていることも含まれる。
その狙いは、キューバの参 加を求める彼らの正当な要求を封じ込めることにある。
(国際委員会は)米国が推進する組織的な嘘と虚偽情報のキャンペーンを否定する。
このキャンペーンを通じて、キューバに存在しない現実を世界に見せようとし、そ のために偽のニュースを作り、画像を操作し、いわゆる迫害され、拷問され、姿を消したとされる人々に関する虚言を弄している。
この上なく冷笑的な態度で、テロリズムや人身売買の支援国家リストという虚偽の 一方的なリストのひとつにキューバを加えている。
これはすべて、経済的窒息や政治的孤立の試み、破壊行為の推進という犯罪的な政策を正当化するためであり、そ の目的は彼らが体制転換と呼ぶもの、ひいてはキューバ革命の転覆を実現すること である。
(国際委員会は)米国による対キューバ経済・貿易・金融封鎖を重ねて非難する。
経済封鎖は 60 年以上に及び、キューバ国民の人権に対する明白かつ組織的な侵害で ある。
これはジェノサイド的行為と称され、国連総会における 29 回連続の決議案採 択を通じて国際社会から非難を受けてきた。
(国際委員会は)米国政府が新型コロナ・パンデミックの最中、意図的かつ時宜に 応じて前例のない水準にまで経済封鎖を強化したこと、現バイデン政権下でも引き 続き、経済的圧力を伴う 243 件の新規措置が最大限に適用されていることを糾弾す る。
中南米諸国の政府や議会、人々が米国に対し、「キューバを第 9 回米州首脳会議か ら除外せず、反キューバ経済的締め付けという犯罪的な政策に終止符を打つよう」 要求している。
その品位ある連帯の姿勢について、(国際委員会は)これに心から 謝意を表明する。
キューバの平等な条件下での参加を擁護する彼らの要求は、最大限の敬意と感謝に値するものである。
彼らの連帯は真正であり、同地域諸国への差 別的な行為への自発的な反応であり、「われらがアメリカ」の諸国民の思いを反映 したものであり、その声は私たちに届いている。
キューバは西半球全体における理性的共存、平和、多様性の尊重、及び連帯を基盤とする統合を促進する真の努力を支持する。
また、それを裏付けるキューバのレガ シーも広く認められている。
私たちは地域の諸国民が直面している最も差し迫った 問題に関して、その具体的な解決策のいかなる正当な提案も惜しみなく支援する。
キューバは「自らの主権を守り、より公平で包摂的な社会を築き、帝国主義的なメ カニズムと目的を強要されることなく、平和な世界に住みたい」というラテンアメ リカ・カリブ海諸国の人々の願いを擁護している。
その冷静だが確固とした声を沈 黙させようとすることで、米国政府は自らを欺いているのだ。
キューバ外相が指摘したように、米国はラテンアメリカ・カリブ海地域が永遠に変わったこと、モンロー・ドクトリンと汎米主義の復活の余地はないことを完全に理解しなければならない。
かつてホセ・マルティは汎米主義と闘い、私たちも引き継き、断固として闘う。
国際関係委員会
2022 年 5 月 14 日、ハバナ
 パレスチナ及びサハラ・アラブ民主共和国の人々との連帯声明(仮訳)
キューバ共和国人民権力全国議会(国会)国際委員会は第 5 回特別会期において招 集され、パレスチナ及びサハラの人々の正当なる大義について、これに断固として 連帯することを重ねて表明した。
当委員会は、イスラエル・パレスチナ紛争の広範かつ公正で持続的な解決への無条 件の支持を堅持する。
当委員会はパレスチナの人々が民族自決権を行使し、東エル サレムを首都とする 1967 年以前の国境線に基づく独立主権国家を持つべきであり、 難民が帰還する権利を確保すべきであると考える。
さらに、イスラエル軍によるア ルアクサ・モスクへの度重なる攻撃についても非難する。
同様に、当委員会は西サハラ紛争について、当事者が受け入れることのできる公正 かつ最終的な交渉による政治的解決策を模索することを支持する。
その解決策とは、 国連憲章、国際法及び国連の関連決議に明記された目的と原則に従う形で、サハラ の人々の民族自決権及び自らの領土で平和に暮らす権利を正当に行使できるよう保 証するものとなる。
国際関係委員会
2022 年 5 月 14 日、ハバナ
 キューバ大使館資料
キューバ外務省声明 「正しい方向へ向かう限定的な一歩」(仮訳)
米国政府は本日、前向きだが極めて限定的な対キューバ措置を発表した。
これ らの措置はビザや正規移民、キューバ地方都市へのフライト、送金、非国営部 門との取引規制の緩和に関するもの。
その内容をみると、バイデン大統領が 2020 年の大統領選で公約した内容の一 部が認められる。
その目的は、トランプ政権が行った非人道的な一連の決定を 緩和することにあった。
これら一連の決定は経済封鎖を強化し、それ以降わが 国に対して適用された「最大限の圧力」政策を強めるものであった。
今回の発表は、経済封鎖はもちろんのこと、トランプ政権による経済包囲策の 主要措置を修正するものではない。
それら主要措置には「追加の強圧的措置の 対象となっている機関リスト」も含まれている。
さらに、今回の発表は米国人 の渡航禁止措置を解除するものでもない。
(今回の発表は)米国務省がキューバをテロ支援国家として恣意的かつ不正に 指定していることを覆すものではない。
この指定は、キューバが世界の多くの 地域と通商・金融取引を行うにあたって困難に直面する、主な原因の一つであ る。
しかしながら、(今回の発表は)キューバ国民及び政府の糾弾に応え、正しい 方向へ向かう限定的な一歩と言える。
また、米国社会及び米国在住キューバ人 からの呼びかけに応えるものでもある。
これは「ラテンアメリカ・カリブ海諸 国共同体」の要求であり、経済封鎖への圧倒的な反対票が示すように、国連の ほぼ全加盟国の要求でもある。
これは正当な要求であり、米国政府はキューバ 国民に多大な犠牲を強いて、これを無視してきた。
2019 年以降、世界的な新型コロナ・パンデミック、それに伴う経済不況という 状況に便乗して、経済封鎖は極限まで強化された。この包囲政策の影響は誇張 抜きで、壊滅的であると形容できる。
移民の増加はそれを示している。
国務省はこれらの新規措置を講じるにあたり、伝統的な誹謗中傷に加え、過去 数か月にわたって繰り返してきた虚偽発言を伴う、あからさまに敵対的な言葉 を使用した。
これは、米国の対キューバ政策の目的や主要な方策に変更がない ことを示している。
今回の発表がもたらす実際の影響を知るには、当該措置の施行細則の公表を待 たなければならない。
キューバ政府は国連憲章に基づき、内政不干渉、独立と主権への完全尊重の下 で、米国政府と同等の立場で敬意ある対話を開始する用意があることを重ねて 表明するものである。
キューバ共和国外務省
2022 年 5 月 16 日、ハバナ
 キューバ大使館資料
ブルーノ・ロドリゲス外相 国内外記者との会見記録(2022 年 4 月 25 日)
来場の皆さんに謝意を表明する。
私は以下のことを糾弾する。
米国政府は 6月 8日~10日、 ロサンゼルスで開催予定の第 9 回米州首脳会議の準備から、キューバ共和国を排除すること を決定した。
これに対し、中南米地域の多くの国々の政府が内密かつ丁重に反対しており、 それらの政府に米国政府は極度の圧力をかけている。
招待については未だ決定していないと米国政府は主張し、世論と西半球諸国の政府を欺いて いる。
私はブリンケン国務長官に謹んで求める。
「第 9 回米州首脳会議にキューバが招待さ れるのか否か」を率直に発言することを。
準備段階の情報によると、主な焦点は保健医療である。
私は国民と国際世論に向けて、伝え なければならない。
現在、交渉が不透明な形で進められているが、そこには多くの新自由主 義的要素や多大な不備がある。
交渉のテーマとなっているのは「新型コロナ・パンデミック に関する諸国民の真のニーズ」、そして「脆弱な保健医療制度の構造的原因」である。
後者 は悲劇的な結果につながり、米国を含む西半球諸国において極めて多くの死者を出した。
し かし、この構想は上述の結果に対処するための本質的な協力や基本的な資金調達を回避して いる。
こうして現在、いわゆる「米州保健医療 強靱化アクションプラン 2030」を巡って、 不透明な形で交渉が行われている。
これらの交渉はキューバに加え、パンアメリカン保健機関に加盟する他の国々が除外される 中で、不透明な形で進められていると言わざるを得ない。
キューバは控えめながらも、これまで利他的かつ持続的な形で医療分野における国際協力の 可能性を提供してきた。
それは世界的に評価されている。
中南米で作られた新型コロナワク チンはキューバ産であり、中南米地域や西半球、世界 50 カ国以上で新型コロナの緊急事態 に対応した医療団もまた、キューバが派遣したものだった。
キューバには災害医療と大規模感染症に対応する医療団があり、中南米カリブ地域と米国の 低所得層出身の医学生をこれまで数万件、無料で受け入れてきた。
ハバナにあるラテンアメ リカ医科大学 (ELAM)や低所得層の数百万人に視力を回復させた「ミラクル・オペレーショ ン」プログラム等の実績もある。加えて、協力関係の構築や最先端技術の移転、医薬品やワ クチン、革新的な治療法の提供を進め、医療分野における先進的なプロトコルや医薬品を共 有してきた。
これらの能力が上述のプロセスにおいて活用されれば、諸国民を利するものと なるであろう。
まさに米国とも、キューバは医療分野での協調行動を幾度も主張し、提案してきた。
想起す ると、ハイチでは何度も、特にハリケーンや地震の発生後に、またエルサルバドルとパキス タンでは災害が発生した時であった。
リベリアでエボラ出血熱が流行した際、米国に医療を 申し出て、西アフリカの他の国々とも協力体制を確立した。
2001 年 9 月 11 日の恐ろしい事 件が起こったとき、キューバは直ちに医療協力を申し出た。
負傷者に血漿を提供し、炭疽病 の脅威を前に抗生物質を提供し、当時の在ハバナ米国利益代表部に抗生物質を供給し、炭疽 病の大量スクリーニング用にキューバが開発した超微量分析システムを活用するための機材 と人員を提供した。
ハリケーン・カトリーナがニューオーリンズに壊滅的な被害をもたらし た際も、キューバは医療団の派遣を申し出た。
その医療団はキューバ独立のために戦った若 き米国人戦士の名前を取って「ヘンリー・リーブ国際医療団」と命名され、今では世界中で 知られている。
米国出身の学生たちは、これまでも現在もキューバで医学を学んでいる。
最近、米国政府か ら「新型コロナワクチン 100 万回分を提供する」という不思議な申し出があった。
その時点 で、キューバは既にほぼ全人口のワクチン接種を完了していた。
われわれは米国政府に対し、 両国のワクチンと医療従事者を中南米地域の恵まれない国々に供与する三角協力プロジェク トの立ち上げを提案したが、今日まで米国政府から何の回答もない。
米国は医者ではなく兵士を送り、米国系多国籍製薬企業は新型コロナ・パンデミックで法外 な利益を得ている。
米国が推進した「コバックス」という枠組みは、その目的を達成するこ とができていない。
米国政府は同時に、自国産ワクチンを政治利用した。
キューバとの関係においては、パンデ ミックの最中にあって極度に強化された経済封鎖を維持し、パンデミックを戦術的に利用し た。
経済封鎖によって、人口呼吸器の購入とキューバへの輸送が需要のピーク時に妨害され た。
キューバ産の新型コロナワクチンの大量生産に不可欠な資材の購入と調達が困難になっ た。
加えて、米国から酸素を輸入する要件として、特別な許可と経済封鎖の例外条件を満た すことが明確に規定されたが、その時点で国内の酸素供給はパンデミックのピーク時に主力 工場が故障した結果、危機的状況に陥っていた。
パンデミックに関して、キューバは米国政府からいかなる申し出も受けたことがない。
これ は驚くに足りない。なぜならば、医療分野への冷酷かつ残酷な封鎖適用は対キューバ封鎖の 最も疑問視すべき、かつ周知の要素の一つであったからだ。
キューバの子どもたちが経済封 鎖の影響で適切な治療が受けられなかったり、痛みや長期入院に苦しんだりしたケースがあ ったが、私はこれを常に想起し、心に刻んでいる。
私は想起する――キューバが小児用カテ ーテル治療器 (Amplatzer) の購入を禁止された際、国連総会の場で強く非難したことを。私 は想起する――網膜芽細胞腫に侵された子どもたちのことを。彼らの命は助けることができ たが、眼は封鎖の影響で救えなかった。私は想起する――伸展式人工関節を付けられなかっ た子どもたちのことを。そのうち一人(13 歳)は最近、骨肉腫で亡くなった。
わが国の経済を窒息させる封鎖は、さらにキューバの国際医療協力に対する米国政府による 破廉恥なキャンペーンや、第三国から医療協力の享受を奪おうとする圧力を伴ってきた。
キューバ排除が試みられているこの首脳会議の他の主要な焦点として、移民問題が提示され ている。
また、国際世論と米国・中南米・カナダの世論の背後で交渉されているのが、『移 民管理および移民保護に関する基本合意書』という長いタイトルの文書である。
この合意書 の狙いは中南米カリブ海諸国に対し、移民を抑圧し、米国が自国の領土外で対処すると決定 した移民を受け入れよう、義務付けることにある。
同地域からの移民に対し、人種差別的、 外国人排斥的、略奪的な米国の視点による要素を取り込み、移民の真の原因には対処せず、 移民の影響を軽減するため、米国への移民の送り出し国や米国の国境近くの国に、当座の便 宜や援助、資金、経済的インセンティブを提供するものである。
しかし、キューバに対しては、封鎖を極端なまでに強化し、キューバの家庭を窮乏化させ、 マロリー副次官補(当時)の露骨な覚書を適用する。
つまり、賃金を引き下げ、飢えと絶望、 政府転覆を引き起こすことが、米国の対キューバ関係に関する処方箋となっているのだ。 封鎖はキューバの経済問題の根本的な原因であり、最大限の圧力をかける政策である。
ドナ ルド・トランプ大統領によって開始され、ジョー・バイデン大統領によって今日も同等の厳 しさで実施されている、
近年追加された 243 の極端な措置、2019 年の再強化も封鎖に含ま れており、国民が日々直面している問題、欠乏、供給不足、停電、行列、交通輸送の困難、 価格等の問題における決定要因となっているのである。
米国政府の対キューバ経済・貿易・金融封鎖による被害について、2021 年上半期までの新 たなデータを示す。
累積被害額は時価で 1504 億 1000 万ドルにのぼる。国際市場での金の 価格を考慮すると、この被害額は 1 兆 3264 億 3200 万ドルとなる。キューバのような小規 模で低開発の経済にとっての 1 兆 3264 億 3200 万ドルである。
これは、封鎖による影響が 1 日当たり 1200 万ドル以上、1 ヶ月当り 3 億 6500 万ドル以上であるということだ。
当然、こ れはすべての家庭の日常生活に反映されている。
キューバ移民の理由の一つも根本的には、 世界のほかの場所と同様、経済的な要因である。
しかし、この事実に対し、逆説的かつ皮肉 なことだが、米国政府の移民問題に対する措置は、キューバ人の同国への移住の正規ルート や安全なルートを断ち、キューバ人の米国への移住・渡航を阻むものであった。
これは地球上のいずれの国とも異なる選択的で差別的な政策である。
米国政府は、署名され 施行されている移民協定の年間最低 2 万人に移民ビザを付与するという法的義務に違反して いる。
馬鹿げた口実により、ハバナの領事業務を終了したため、キューバ人は移民ビザを取 得するためにガイアナに渡航し、法外な渡航費とガイアナで必要とされる条件への対応、さ らに長期滞在を余儀なくされている。
また、第三国間の旅行経路を遮断し、乗り継ぎ国に横 やりを入れ、キューバ人へのビザを削減する政策を継続している。
また、米国政府はキューバ、特にハバナ以外へのフライトを厳しく制限し、ビザの期間を短 縮し、キューバ人旅行者のビザを却下する政策を続けている。新しい試みとして、ここ数ヶ 月、第三国にキューバ人旅客に対する差別的な通過ビザの付与を強制したため、第三国によ る通過ビザの発給数が減少している。
一方、米国政府は、その政策、プロパガンダ、法的手段、移住の実践によって、不法移民を 奨励し、キューバ人不法移民を露骨な政治操作により特権的に扱っているのだ。
また、人命 を奪う「キューバ調整法」が全面的に施行されている。
デジタルネットワーク上に現れる、偽りのプロパガンダや執拗な政治操作、特に国務省やハ バナの米国大使館の一部のアカウント、これらは常に不規則で無秩序、そして危険な移住を 奨励するものとなっている。
この政策により、米国政府は移住を希望するキューバ人をだましている。
第三国への通常の 入国や乗り継ぎも含め、キューバ人旅客と移民を困難にさせているのは、第三国ではなく、 米国政府なのだ。
しかし、逆説的であるが、つい最近、正式に移民協議が行われたところであり、これは間違 いなく明るい兆しだ。
協議において、米国政府が協定の完全な有効性を認めたのは、間違い 4 なく正しく前向きなことである。
米国代表団が今回の移民協議で、自国政府が移住協定に違 反し、その遂行を中断したことを認め、協定の遵守、実施、執行を再開したいと発表したこ とは、前向きな兆しである。
ハバナでの領事業務の再開も同様である。しかし、極めて限定 的になるとは述べられたが、再開についてはまったく根拠に欠けている。
封鎖を強化し、移 住の制限を欲し、これらの問題について全アメリカを巻き込み議論することを目指している のにも関わらず、多くの意見を言うべきキューバを排除するという、この支離滅裂で矛盾し た政策。
だからこそ、アメリカ政府に尋ねたい。
2 万件のビザの義務をいつ履行するのか。
2022 年、何件のビザがキューバ人移民に付与されるのか。
なぜ大半の申請希望者がガイア ナへの渡航を続けなければならないのか。
いつまで移民・旅行者ビザを取得するために第三 国へ渡航する必要があるのか。
家族の再結合はどうなるのか。
米州首脳会議の 3 つ目の焦点は、民主主義と人権である。現在行われている不透明な交渉に おいて、地域の全ての選挙に対し米州機構(OAS)の認可が課されようとしている。
ボリ ビアでのクーデターを実行したのはこの OAS である。
これは、歴史的にもわれわれの地域 のクーデターに関わり、また進歩的政権に対するここ数十年のクーデターにも関わっている 米国の意図するところである。
主催者の恣意的な気まぐれで特定のラテンアメリカやカリブ海諸国を排除して、どうして民 主主義に焦点を当てた首脳会議ができるだろうか。
これ以上の反民主主義的なことがある だろうか。
対キューバ封鎖は、キューバ人、在米キューバ人家族、そしてアメリカ人の人権 に対する大規模かつ重大で組織的な侵害である。 米国には、人権問題において自らを模範としたり、他国を批判したりする道徳的権威は全く ない。
健康権の侵害、貧困層の存在、教育を受ける権利・食料を得る権利の欠如、移民抑圧 政策、低所得者層に対する保護と配慮の欠如、少数民族弾圧、労働組合の権利制限、先住民 族・文化に対する搾取と抑圧、ジェンダー平等の欠如、アフリカ系アメリカ人に対する人種 差別、警察の残虐行為、警察の銃撃による昨年 1,000 人超の死亡者、民間刑務所における労 働搾取、暴力と武器、性と生殖に関する権利と家族計画の抑圧、戦争、秘密刑務所、誘拐、 超法規的処刑、拷問、など。
米国は、子どもの権利条約を批准していない唯一の国である。
子どもの権利保護団体が 2019年に発表した米国の貧困調査によると、14.4%に相当する 1,000万人以上の子どもが貧 困状態にあり、うちほぼ半数が極貧状態であることがわかった。
貧困にあえぐ米国の子ども の71%は黒人で、440万人の子どもが医療を受けられず保険にも加入していない。
米国の、 仮釈放なし終身刑を宣告された少年たちのための団体と少年鑑別所によれば、現在同国で未 成年時代から終身刑の判決を受けている囚人は 2,600 人。
米国の児童保護基金によれば、同 国の刑務所で服役している 18 歳未満は 1 万人。
米国自由人権協会によれば、同国における 自由を奪われている 18 歳未満は 6 万人。
また児童保護基金によれば、2021 年に、そして例 年平均でも、同国では年間 60 万~70 万人の未成年者の逮捕者が出ている。
米国政府は、前回の大統領選挙、国会議事堂の襲撃、政治家による扇動、政治腐敗などを経 てのこの不完全な首脳会議において、民主主義について提示できることはほとんどないであ ろう。
私は、米国政府に対して、二国間、多国間、あるいは首脳会議自体でこれらの問題を 議論することを提案する。
また、米国務省に対し、地域の市民社会が排除されることなく参 加できるようにするのか、それとも、米国政府が資金提供する非政府組織 OAS のリスト掲 載者だけがロサンゼルスへのアクセスを許されるのかどうかを問うものである。
環境保護活動家、核軍縮を含む軍縮活動家、平和主義者、マイノリティ、労働組合員、フェ ミニスト、先住民族、民衆運動家は参加できるのか?
非政府組織やキューバの富裕層代表は 参加のためのビザを取得できるのかどうか、直接お聞きする。
第 9 回米州首脳会議が、アメリカ大陸に影響する差し迫った問題について、排除することな く真摯な姿勢で、すべての国に対して包括的かつ平等な立場での議論をするならば、少なく とも良い機会となり得るだろう。
キューバは、我らのアメリカ、ボリバルの、そしてマルティのアメリカと、またアメリカ合 衆国との間で、さらに、ラテンアメリカ・カリブ海諸国共同体とアメリカ合衆国政府との間 での、対話、関係、協力を促進するための真の努力を支持する。
キューバが排除されようとしていることは、過去 2 回の首脳会議と比して歴史的に大きな後 退であろう。
過去 2 回キューバは対等な立場で参加し、確固とした真実の声、しかし常に穏 やか、丁重で、建設的な声を上げた。
私が非難するところの排除を阻止するため、現在多く のラテンアメリカ・カリブ海諸国の政府が米国政府に対して断固とした要求を行っているが、 その結果として当時もキューバは招聘された。
ジョー・バイデン大統領が、かつて自身が副大統領を務め、初めてキューバを米州首脳会議 に招聘した政府の方針から離れるとすれば驚くべきことであり、同じくキューバをリマ開催 の米州首脳会議に招聘した共和党のドナルド・トランプ大統領の方針からも離れるとすれば、 さらに驚くべき逆説的な話である。
バイデン大統領は有権者に対して説明せねばならないだ ろう。
首脳会議開催国には恣意的な参加排除を行う権利はない。
排除理由は言いがかり以外の何物 でもなく、米国の国内政治と選挙政策に連動しているという真の本質を隠すために、二重基 準を用いた政治的動機による決定である。
我々は、OAS および米州首脳会議からの脱退というニカラグアの和解・国民統一政府の確 固たる合法的な決定を支持する。
我々は、米国政府によるいかなる国の排除、あるいは非合 法で偽りの代表者の参加に反対する。
米国政府は、ラテンアメリカとカリブ海の地域は恒久的に変化したこと、ホセ・マルティが 闘ったモンロー・ドクトリンや汎アメリカ主義的ビジョンを復活させる余地はなくなったこ と、またそれらに対し我々が断固として毅然と闘い続けることを理解すべきであろう。
勇気、威厳、連帯の立場を維持し、第 9 回米州首脳会議からキューバを排除しないよう米国 政府に要求している人々と政府に対し、我らのアメリカの多様性の中での団結を支持するキ ューバは本日、深い感謝を表明する。
ご清聴に感謝する。
 119回 キューバを知る会・大阪   

 

日時:
2022514 () 
18:0020:00

内容: 
改めてメーデーを考える 
「労働者の権利と義務」

場所:
阿倍野市民学習センター 第2研修室
 広い部屋で40名まで可能


「キューバを知る会・大阪」開始前、5時40分から
皆で歌おうです。
曲は「花」。
サックス・チャランゴ・ケーナの生演奏をバックに
口ずさんでみませんか。