キューバを知る会・大阪

キューバの魅力を紹介します

第16回 「夜明け」「ALBA」

 

「夜明け」alba(アルバ)  「朝」mañana(マニャーナ)

「昼」día(ディア)     「夕方」tarde(タルデ)

「夜」noche(ノーチェ)     「真夜中」medianoche(メディアノーチェ)

 一日の時間を表す言葉を並べてみました。día以外は女性名詞です。

 

 albaALBAと大文字で書くと「Alternativa Bolivariana para las Américas(米州ボリーバル代替構想)」を意味します。これは2004年に米州自由貿易協定(FTAA・スペイン語での略称はALCA)に対抗して作られたものです。最初はキューバとベネズエラの間で結ばれていた互恵的な関係でしたが、現在は、それにボリビア、ニカラグア、エクアドル、ドミニカ国、セントビンセント及びグレナディン諸島、アンチグア・バーブーダが加盟しています。(ホンジュラスも加盟しましたが、米国に支援された2009年のクーデター後離脱しました。)名称も「Alianza Bolivariana para los Pueblos de Nuestra América(我らのアメリカ人民のためのボリーバル同盟:米州ボリーバル同盟)」に変わりましたが、略称としては同じALBAです。          

 第15回 憲法 

 

「憲法」はConstitución(コンスティトゥシオン)です。後のoにアクセント記号がありますので、そこを強く読みます。英語(consititution)と綴りがほとんど同じですが、発音が少し違いますね。こういう抽象的な言葉は英語や仏語と共通のものが多く見られます。

 キューバ憲法第50条においては「Todos tienen derecho a que se atiendan y proteja su salud. El Estado garantiza este derecho(全ての者はその健康を世話され保護される権利を有する。国家はその権利を保証する)」と明記されています。キューバの医療はこのような精神をもって展開されてきました。

「権利」derecho(デレーチョ)…「El derecho de vivir en paz(平和に生きる権利)」として前にも一度紹介した単語です。

「健康」salud(サルー)…最後のdはほとんど聞こえないぐらいの発音になります。

「国家」Estado(エスタド)…「状態」という意味もありますが、大文字では「国家」の意味になります。



家族関係の名称も覚えていきましょう。

 

「父」padre(パードレ) 「母」madre(マードレ)

「夫」esposo(エスポーソ)またはmarido(マリード)

「妻」esposa(エスポーサ)またはmujer (ムヘール)

「兄または弟」hermano(エルマーノ) 「姉または妹」hermana(エルマーナ)

「息子」hijo(イーホ) 「娘」hija(イーハ)

 

 「私の~」と言う時は、その名詞の前に「mi(ミ)」をつけます。強調した感じにするなら、男性名詞なら「mío(ミーオ)」、女性名詞なら「mía(ミーア)」を名詞の後ろにつけます。

 ちなみにキューバ共産党の機関誌「granma(グランマ)」は「おばあちゃん」という意味です。カストロとゲバラがキューバに渡った船の名前が「グランマ」号だったので、その名前にちなんでつけられました。

 

      第13回 呼びかけ・敬称

 伝統的な敬称としては、姓の前に男性の場合は「señor(セニョール)」、女性の場合は「señora(セニョーラ)」、未婚の女性の場合は「señorita(セニョリータ)」をつけます。 
 ただ、女性だけ未婚と既婚を分けるのはおかしいという感覚から、今では成人女性には一律に「セニョーラ」を使います。
英語でも現在は既婚と未婚を区別せず、
Mrs.MissではなくMs.を女性への敬称として使っていますね。

 また名前の前に、男性はdon(ドン)、女性はdoña(ドーニャ)をつけるというのもあります。
たとえば
Don Quixote(ドン・キホーテ)がこれです。

 さらに、これらの敬称をつけて呼ばれることを堅苦しいとか古めかしいとか感じる人もいます。アレイダさんが来日された時に、彼女は「セニョーラ」よりも「compañera(コンパニェーラ)」を使ってほしいと言っていました。
男性形は「
compañero(コンパニェーロ)」。「仲間」という意味です。

 *「n」の上にひげのようなものがついている「ñ」はスペイン語独特の文字で、「ニュ」という発音になります。

第12回「同志よ 君の手を私に(わが歌は民衆の声)」

Hermano dame tu mano(エルマーノ・ダメ・トゥ・マーノ)

 アレイダ・ゲバラさんが来日された時、講演の最後に歌を歌われましたが、
その歌の題名がこれです。

「hermano」は兄弟姉妹を意味する言葉で、肉親のきょうだいだけでなく、
仲間、同志という意味もあります。
(特に女性を示したい場合は「hermana」という形になります。)
「mano(手)」と韻を踏んでいます。
「dame」という言葉には注意してください。
この形で辞書を引いても出てきません。
これは動詞「dar(英語のgive)」の命令形「da」に「me(私に)」という
代名詞がくっついたものです。
スペイン語にはこのように動詞と代名詞がくっついて書かれることがよくあります。

 アルゼンチンの歌手メルセデス・ソーサの歌うこの歌は、
日本では『わが歌は民衆の声』として知られています。
メルセデス・ソーサは、チリの歌手ビクトル・ハラなどの
「ヌエバ・カンシオン(新しい歌)」運動との
関わりも深く、アルゼンチンが軍事政権であった時代にはヨーロッパへの亡命を
余儀なくされました。
1982年の民政復帰と共にアルゼンチンに帰国し、
2009年に亡くなりました。