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キューバ本当のエコを考える

デイリーモーション
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日本人にとって一般的なキューバのイメージは・・・
フィデル・カストロ前議長「アメリカは自由民主主義、人権について話すモラルもなければ権利もない。」

日本とは違う社会主義国家、長年キューバはカストロ前議長を中心とする一党(共産党)独裁体制をしいてきた。
さらに徹底した反米主義を貫いており、アメリカとは隣同士なのに犬猿の仲。

そんなキューバが知られざるエコ大国?
首都ハバナ市内、車で走っていると目にする看板に描かれているのはブッシュ大統領、“テロリストを保護する人はみんなテロリストだ。”
“先進国がやっていることは意味不明”

行列を発見、その先には使い捨てライター専門のリサイクル店、どう見ても元気をとどめていないライターもその手にかかれば見る見るうちに復元。(日本では分解、改造は禁止されている。)
“買った方が早い”と日本人なら思ってしまうが、キューバではこうした修理やさんの町が至る所にある。
物を繰り返しつくのはキューバでは当たり前。
なぜ私達はすぐ新品を求めてしまうのか?

クアトロカミーノ市場はハバナ1大きい生鮮市場。
朝早くから買い物客でにぎわう庶民の台所。
アイスの容器に生姜が盛ってある・・・量りの代り?

花屋さんではペットボトルに穴をあけてジョウロ代り?花瓶もペットボトル・・・
なぜキューバの人達はここまでリサイクルを徹底しているのか?
住民「キューバ人は使えるものはどんなものでも大切にする習慣がついているから。」
「町から突然ものがなくなった経験をしているから。」
アメリカとは対立しているキューバだが、昔は同じ社会主義国のソ連から支援を受けていたので、それなりに豊かだった。

ところが1991年、頼みの綱だったソ連が崩壊し、突然物資の輸入がストップしてしまった。
当時キューバでは8割近いものをソ連からの輸入に頼っていたため、あっという間に国家的危機に陥った。
エネルギーとなる石油の輸入がストップしたのをはじめ、町から日用品から食料品に至るまで消え、生活は大混乱に陥った。

突然訪れた大ピンチをどう乗り越えるのか、その時キューバはある大転換を行うことになった。
国のあり方そのものを見直す一大決心に踏み切ったのだ。
それがスペシャルピリオド:国家危機を機に大量消費社会からエコ国家への大転換を図った。

踏み切ったのは当時の最高権力者フィデロ・カストロ前議長。
“貧困や飢餓をもっと少なくするためには、贅沢な浪費をもっと少なくすることが何よりも大切なことだ。
環境を破壊するライフスタイルや消費習慣はこれ以上続けてはいけないのである。”

エコ国家へ転換するため、様々な政策を実施。
現在でも国営放送で流れているのは節電啓発のCM、1日中節電を呼びかけている。
街にある店内は暗い、外が明るいうちは電気をつけないことにしているという。
奥のテラス席は明るいが、電気を節約するために屋根を取り壊し、昼間は光が入るようにしたという。
一般家庭では・・・政府が全世帯に省エネ電球を無料配布、1つの電球を家のあちこちに付け替えて使っている。
でも住民は陽気に笑って話す。

こんな節電生活を20年も続けているキューバ、それでも国は環境によい自然エネルギーにこだわった発電を目指しているという。
なぜ?
キューバ環境庁ヒセラ・アロンソ総裁「石油などの資源に頼るのではなく、持続可能なエネルギーを作り出す国家を目指している。
現在27000もの自然エネルギーを活用する設備を運営している。」

日本と同じく石油などの資源が乏しいキューバ、輸入が止まればすぐさまエネルギー危機に直面する。
しかし太陽光や風力など、自前のエネルギーなら失うことはない。
それはいざという時の備え。
とはいえこうした自然エネルギーだけですべてを賄うにはまだまだ課題も多いという。
それでもキューバはエコ国家へと突き進む。
人だかりを発見、トラブルか?
そこには1台の車、ギュウギュウ詰め・・・
ここはヒッチハイク乗り場、ヒッチハイクする人が喧嘩にならないよう、車の整備をする人は国家公務員。
キューバでは国がガソリンの節約を目的にヒッチハイクをシステム化している。
行き先と同じ方向に向かう車は基本的に載せなければならないというルール。

知らない人の車にのることに抵抗はないのだろうか?
「目的地が一緒なんだから、とても効率的でいいんじゃない?」
載せるほうは・・・「気にならないよ。」
一体どれくらい待つのか?「せいぜい5~6時間かな。」

乗合タクシー:ガソリンを節約するため、乗車人数がそろうまで出発しない。
キューバの車のほとんどは60年以上前のクラッシクカー。

使えるものは何でも使う、食料自給策もエコ。
世界が注目するキューバ流有機農業。
キューバが有機農業にこだわる理由とは?
1980年代までは化学肥料と農薬を使う大規模農業だった。
肥料やトラクターの燃料はほとんど輸入に頼り切っていた。
ところがソ連の崩壊で輸入が突然停止(1991年)、農業が立ち行かなくなった。デイリーモーション
食料危機を乗り越えようと政府は輸入に頼らない有機農業へと大転換を図った。
農薬や化学肥料を一切使わない有機農業で生産性をあげるのは非常に難しい。
しかしキューバは今や有機農業で世界トップレベルの技術を持つと言われている。
アラアール協同農場ミゲル・サルシネス「野菜を蝕む害虫はもともと匂いで集まってくる。
だから違う匂いの花を複数植えて害虫を錯乱させ、野菜に寄せ付けない。」

牛耕:トラクターの代わりに牛を利用した伝統農法。
ミミズはキューバの有機農業に欠かせない生き物。
「ふつうは牛の糞でたい肥を作るが肥料として完成するまでには半年はかかってしまう。」
そこで考えられたのがミミズを使ったたい肥農法。
ミミズの糞には肥料の最大成分窒素が牛糞に比べおよそ2倍も含まれているため、牛糞をミミズに食べさせれば栄養が倍増する。
しかも牛糞をそのままたい肥にするよりもミミズを使った方が短期間で良質な肥料になるという。
資源に頼らない有機農法はピンチに強い。
さらに自然界に思わぬ変化も・・・
環境保護に力を入れてきたおかげでキューバには今、絶滅危機にあった鴇が戻ってきている。