キューバを知る会・大阪

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ちょっと一言スペイン語 第10回「平和に生きる権利」 


日本国憲法の中に「平和のうちに生存する権利」という言葉がありますが、これをスペイン語で言うとこうなります。

El derecho de vivir en paz(エル・デレーチョ・デ・ビビール・エン・パス)
 
これはチリの歌手ビクトル・ハラの歌の題名でもあります。

ハラは、農民、労働者、女性、子どもなどの貧しく抑圧された人々やその抑圧と闘う人々の生活と思いを歌にし、 「新しい歌 (ヌエバ・カンシオン)」運動を精力的に展開しました。

彼の願いは1970年のチリ人民連合政権(選挙による社会主義政権の成立)に結実しました。

しかし、この政権はCIAを後ろ盾にしたピノチェット将軍の軍事クーデター(1973年9月11日)によって圧殺され、 アジェンデ大 統領をはじめ多くの人が死を強いられました。

ハラもまた人民政権と運命を共にしました。サンチャゴのスタジアムに連行されたハラは人々を勇気づけるた めに『ベンセレ ーモス!』(第3回参照)を歌い、そこで兵士に虐殺されたのです。

 「平和に生きる権利」という言葉の中には、それを獲得しようとして闘ったハラのような人々の思いが込められ ています。