キューバを知る会・大阪

キューバの魅力を紹介します

 キューバの都市ハバナの夜は真っ暗です。日本の都会のように煌々と明かりがついていません。もちろんコンビニもありません。原子力発電所もありません。

 「生き方は星が教えてくれる」(木内鶴彦著 サンマーク社 2007年)に興味深い記述があったので、抜粋します。
 
『皆さんは「光害」という言葉をご存知でしょうか。これは一晩中消えることのない街のネオンや照明、大気汚染や気象条件によって作り出された「明るい夜」のことです。

では夜が明るいことが害になるのでしょうか。

昼間が明るく、夜は暗く、これが自然のリズムです。植物は昼間、太陽の光を受けて光合成を行い、夜の闇では休むというサイクルを持った生き物です。それが一晩中人工的な灯りにさらされているため、ストレスを感じ弱ってきているのです。

つまり、光害とは、私たち文明が植物に与えている害なのです。』


『光害は、経済至上主義が生み出したものです。というのは、光害の大きな原因となっているのが原子力発電所だからです。

原子力発電所は、核分裂エネルギーを用いるため、状況に合わせ発電量をコントロールすることができません。

原子力発電は一度動かし始めてしまうと、電気をあまり使われない真夜中でも、昼間と同量の電気を発電し続けなければならないのです。

電気は蓄えておきことができないエネルギーです。夜中の余った電力を昼間に使うということができないのです。

そこで電力会社によって深夜の電気使用量拡大策として考えられたのが、都市や観光地のライトアップキャンペーンでした。

夜のライトアップが植物を死滅に追いやっているにもかかわらず、人々は灯りを消そうとはしません。

それはなぜでしょうか。

お金儲けにつながるからです。

観光地はライトアップすることで人を集め、都市ではネオンサインを使って自社製品を宣伝します。

24時間営業のコンビニエンスストアが必要以上に明るいのも、人の購買意欲をそそるためです。

すべてがただお金を儲けるために行われているのです。

私たちはもうそろそろ、お金よりも大切なものがあることに気づかなければなりません。

そのためには私たちがこれからも地球で生き残っていくために、本当に必要なモノは何なのかということを見直すことが必要です。

地球で生きることを大前提とした産業構造や経済構造を考え、移行していくことが必要なのです。』


<感想>
この本にはキューバのことが書かれていません。

この本を読んでいくと、キューバは地球の将来を視野に入れた「持続可能な社会」を実践している国だと改めて思いました。

御堂筋をライトアップして観光名所にしようとしているお偉いさんがいます。

ライトアップされた木々たちはいつ眠るのでしょうか。木々たちは、明るくて眠ることができず枯れていくかもしれません。

言葉を発することができない木々たちに代わって「御堂筋のライトアップは本当に必要なコトなのでしょうか。」

また、この本は、自身の生き方を問い直すきっかけになりました。