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弁護団は新たな司法闘争を準備している!!

        (キューバ大使館ホームページより) 

          

反テロ活動の5人のキューバ人の弁護団は新たな司法闘争を準備している。

米最高裁は恥ずべき決定をしたが、その後も国際連帯は引き続き5人の釈放にとって必須である

ニリアン・バスケス・ガルシア

09年7月15日 グリニッジ標準時0時58分29

米最高裁は、米司法制度の信頼性に対する期待はずれにも、5人のキューバ人の件の再審理受理を請願した全世界の何千人という人々の声にも耳を貸さず、米政府の指示に従うことを選択した。回答は否であった。米最高裁は汚辱にまみれた。だが、闘いは6月15日の愚行後も一瞬たりとも中断していない。

ヘラルド・エルナンデス、レネ・ゴンサレス、アントニオ・ゲレロ、フェルナンド・ゴンサレス、ラモン・ラバニーノの弁護団は、すべての道が閉ざされたかのように見えても、司法戦線再開の準備をしている。一方、世界各地から政治闘争、国際連帯は継続、強化されている。闘いは5人が祖国へ帰還し、家族のもとに帰るまで終わらないだろう。

最高裁上告手続きの責任者トム・ゴールドスタイン弁護士は、ハバナ市で行われたキューバの報道陣との会見において、5人を助ける努力は終わっていないと説明した。さらに弁護団は、米最高裁の否定的回答後来るべき二度の機会における勝利獲得の可能性を楽観視していると指摘した。

弁護団は法的観点から現在、次の準備をしている。1)マイアミでフェルナンド、トニー、ラモンに対して出される新たな判決に向き合うこと、と言うのはアトランタ控訴裁判所は秘密情報送付という容疑を立証できなかったため、最初の裁判の判決を無効にし、ジョウン・レナード判事に再判決手続きを指示ていたから。2)米司法制度の枠内ですべての直接的手段を使い切ったという観点に立ち、間接控訴を通じてヘラルドの件を再開させる。その意味で、裁判過程で米司法当局が犯した基本的誤りを明らかにするためのすべての反論準備に一年の猶予があるので、これにより再開を勝ちとる。

ゴールドスタイン弁護士は政治的・外交的努力を並行して強化する重要性についても述べた。
「真に政治的側面を持つ件については、政治的解決は可能である」とゴールドスタイン弁護士は強調した。

再判決

ちなみに、フェルナンド、トニー、ラモンの再判決予定期日は10月13日である。現在、弁護団は必要な文書の用意と仕組まれた裁判の中で判決の軽減を可能にするような諸点の分析に入っている。

弁護団で控訴を担うリチャード・クルグ弁護士は「不当判決を出させないことが非常に重要であり、引き続きできる限り争っていく」と言った。

またレオナード・ワイングラス弁護士は再判決の出る可能性のある3人は2001年に存在した規定とは別の新規定に直面することになると明らかにした。

「新規定のもとで(ラモンとアントニオの)終身刑は破棄され、軽減された新判決になると考える」と述べた。

法律家から見て期待できる別の要素として、マイアミで起きている変化がある。ラファエル・アングラダ弁護士の指摘のように、人口統計の面から、キューバ人コミュニティから狂信的分子が後退したことがある。さらに現米政権が行動を変えざるを得ない点も確認された。

「判決がどのようなものになるか予測できないが、3人については改善があるだろうし、終身刑破棄もありうる」とワイングラス弁護士は表明した。

弁護団全員が今から10月13日までしなければならないことがたくさんあるという認識で一致した。それらをすべて準備しておかなければならない。

ビル・ノリス弁護士はその戦略について説明した。

「まず、再判決が出されるアントニオ、フェルナンド、ラモンの三人については、三人をわれわれと会わせ、ともに準備をするためにマイアミに戻らせるようにしなければならない。第二に適切な準備をするのに必要な情報を、米政府がわれわれに開示するようにさせることだ。第三に米政府とわれわれが三人の件を軽減させる可能性について話し合い、三人にとって正当なものである結果を勝ち取り、できる限り早くキューバに帰れるようにすることだ。」

トム・ゴールドスタイン弁護士は、今やジョウン・レナード判事は彼らが長期にわたり収監されていること、本人および家族の苦痛、国際社会の認識について考慮しなければならないし、大幅に軽減された判決を出さなければならないと強調した。

変更された司法規定の中には、判決を出す際にはさまざまな状況、裁判の全過程の情勢全般を分析しなければならないこと、数や数学的統計的要素にこだわってはならないことが、示されている。

訴えなければならない点に、5人が厳しい収監条件に苦しんできたにもかかわらず、11年間、一人として品行面において問題になることが何もなかった事がある。アングラダ弁護士が思い起こさせたようにトニーの場合、囚人たちのために刑務所内に自ら絵画・チェス教室を開いて参加し、英語・数学クラスを教えている。

ラファエル・アングラダ弁護士自らマイアミに移されるトニー、フェルナンド、ラモンのために、世界の友人の中で彼らからの手紙の返事を受け取らない場合もあるかもしれないと謝った。前にも指摘されたように、移送過程は一様ではないので、世界各地の人々から受け取った手紙、書籍、文書などが途中でなくなる可能性があるから。

記者会見に同席したリカルド・アラルコン・デ・ケサダ人民権力議会議長は、本当のスパイ活動で有罪となった他の人々よりも長期にわたって5人は収監されていると強調した。したがって、10年を超えて収監されているゆえ再判決は即時釈放につながるものでなくてはならないだろう。

議長は「その実現のために闘争を展開しなければならない」と述べた。