キューバを知る会・大阪

キューバの魅力を紹介します

キューバ2009 124           

都市型農園の農業を例にとってみてみましょう。

すべて有機物が堆肥として還元されています。


例えば牛や鶏の糞や収穫期を逸した野菜・落ち葉など。

もちろん化学肥料は使わずミミズを養成し、ミミズで有機物を無機物や微生物に変え、肥料や土壌改良剤として使っていました。

また農薬を一切つかわず虫や植物の生態を研究したうえでの(研究しながらの)農業でした。

虫が数匹ではその植物にとっては害にはならないが、それが大量発生すると植物にとっては病気や枯れの原因となります。

しかし虫がいないと受粉しないので困ります。虫がきてほしい植物のところには黄色い良く目立つプレートが畝にさしてありました。

黄色の色を識別し好む虫が多いので虫を一箇所に寄せ付けるために長い畝の両端にひまわりやマリーゴールドの花を植えていました。

1つの畝に二種類の野菜を育てています。それはお互いに生長を助け、互いを虫の害から守るためにとられている方法だそうです。

また、機械といえば灌漑用のポンプがあるだけで耕運機は見当たりませんでした。

どの農園にも、隣接して販売所が設置され新鮮な野菜を売っていました。

農園20

 キューバは以前から地球環境を考慮した農業を行っていたのでしょうか。

答えは『NO』です。環境の観点から有機農業には関心があったそうですが完全に転換できていなかったそうです。

なぜ、このように都市型農園ができ、そこで有機農業が行われてきたのかというと、それはソ連崩壊のお陰だそうです。

ソ連の崩壊によって、一挙に石油・農薬・化学肥料が入ってこなくなったそうです。

さらにアメリカの経済封鎖が追い討ちをかけました(バートン法)。

そこで、キューバの人口の五分の一を占める200万都市のハバナ市民を飢餓から救うためにハバナ市内に農園を作りそこで野菜を栽培し市民に供給する政策をとったそうです。

何が幸いするかわかりません。

世界で一番新鮮でおいしい安全な無農薬有機野菜を食しているのはハバナの市民なのかもしれません。
うらやましい限りです。